今回の『ぼちぼち くろブロ』では、
明石商業の甲子園次戦の相手も難敵
山口宇部鴻城を攻略してベスト8へ
について記事をまとめてみました。
明石商業は優勝候補の花咲徳栄に
接戦の末、勝利し3回戦に進出しました。
次戦は宇和島東に勝った
山口県代表の宇部鴻城です。
戦前の下馬評では
明石商業対花咲徳栄の勝者が
ベスト8に進むと予想されています。
しかし、一発勝負のトーナメントでは
何が起こるかわかりません。
ましてや高校野球なのでなおさらです。
山口県代表の宇部鴻城はどんなチーム?
明石商業は宇部鴻城を攻略できるか?
という疑問について調べてみました。
明石商業の甲子園次戦の相手も難敵?

明石商業の次戦、宇部鴻城はどんなチーム?
宇部鴻城は山口大会で
過去3年連続決勝で敗退していました。
今年、7年ぶりの悲願を達成し甲子園出場。
選手権大会は2回目の出場になります。
明石商業の出場までの道のりと
似通った点がありますね。
明石商業も5年連続で兵庫大会の決勝に
コマを進めています。
明石商業は2年連続2回目の出場ですから
過去3年は準優勝で涙を飲んでいたわけです
宇部鴻城の前試合内容は?
引用元:Baseball HLさん
8月12日に行われた
2回戦宇部鴻城対宇和島東戦は
両チーム合わせて28安打の乱打戦。
スコアは宇部鴻城7-3宇和島東。
宇部鴻城が15安打に対し
負けた宇和島東も13安打を放っています。
得点機での決定打の差が出た試合でした。
宇部鴻城のエース池村健太郎投手を温存
背番号8の岡田佑斗投手が先発しています。
岡田佑斗投手は147球を投げ完投。
被安打13、奪三振13、失点3という内容。
岡田佑斗投手は1番打者として、
公式戦2本目の2ランを含む
5打数3安打2打点の活躍でした。
超が付く注目選手はいませんが
打線は上位から下位までムラ無く
打てる打線です。
宇和島東戦の打撃成績
打数 安打
岡田 佑斗 5 3
古川 胤志 4 0
酒井 隼平 3 1
田中 力 5 2
原田 健太郎 4 0
池村 健太郎 5 4
藤井 涼介 4 1
山本 雄一郎 4 1
河村 勇飛 5 3
チーム 39 15
岡田佑斗投手
岡田佑斗投手は昨年秋~冬の期間に
腰の靭帯をを負傷し野手に転向しています。
投手への復帰は今年6月直前のことです。
腰に爆弾を抱えブランクもありながら
147球の完投勝利は見事ですね。
特徴は130km台のキレのあるストレート
相手のリズムにさせない投球テンポの早さ。
宇和島東戦では投球テンポが早すぎて
主審に「バッターが構えてから投げなさい!」と
注意を受けているほどです。
また、テンポを早くするだけではなく
ピンチの時にはなかなか投球しないという
ふてぶてしさもあります。
宇和島東戦の6回2死満塁の場面では
ホームを背にしてマウンド上にしゃがみこみ
球審に「早く投球しなさい!」と促される始末。
これらの行動は全て計算ずくで
相手のペースを狂わせ
自分のペースに持ち込むために
意図してしているそうです。
たいした度胸ですね。
宇部鴻城のエース池村健太郎投手
エース池村健太郎投手は試合には出場も
マウンドにはあがっていません。
明石商業戦での先発が濃厚ですね。
181㎝と長身で左の本格派です。
球速はMAX140km。
変化球はスライダーとカーブ。
特徴はスライダーは大きく曲がり
ストレートは長身から投げ下ろすので
角度があります。
山口大会は32イニング8失点20奪三振。
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山口宇部鴻城を攻略してベスト8へ

明石商業は難敵宇部鴻城を攻略できるか?
実力的には明石商業が数段上でしょう。
十分攻略できます。
その要因をみていきましょう。
台風10号で順延の影響は?
明石商業対宇部鴻城の試合は大会10日目
8月15日(木)の 第3試合。
13時開始予定となっています。
台風10号の進路が西よりに進むことが
ほぼ確実な状況です。
甲子園のある近畿地方に最も接近するのが
15日となっていますので順延の可能性が
大きいですね。
つまり、翌日の16日に変更となります。
明石商業は中3日から中4日へ
宇部鴻城は中2日から中3日となります。
花咲徳栄との息詰まる接戦後を考えれば
中4日はありがたいですよね。
宇部鴻城にとってはよりありがたいですよね。
明石商業の先発ピッチャーですが
中3日なら杉戸理斗投手の
先発が考えられました。
しかし、中4日開くことで
中森俊介投手を先発で使うことも
可能になりました。
序盤で優位な展開に持ち込めば
中森俊介投手は5~6回を目処に
その後は杉戸理斗投手を起用できます。
宇部鴻城の先発投手は?
宇部鴻城にとって順延は
明石商業よりもありがたいはずです。
中2日が中3日ですからね。
先発は岡田佑斗投手?池村健太郎投手?
2回戦で147球を投げた岡田佑斗選手は
センターを守るはずです。
明石商業戦にはエース池村健太郎投手を
先発させると予想します。
明石商業打線は打てるのか?
池村健太郎投手、岡田佑斗投手ともに
左右は違えど癖のない本格派投手。
球速も平均130km台で球種も少ない。
花咲徳栄の変則左腕中津原投手に
少し手こずったが、対応は出来ていた。
そこから考えても
本格派相手なら、より打ちやすく感じ
打線が爆発する可能性は大きいと考えます。
池村健太郎投手は山口大会で
32イニング8失点20奪三振
被安打率6.47 奪三振率5.63 四死球率4.22
この数字からも
ずば抜けて良いピッチャーとは言い難い。
機動力のある明石商業打線を
封じ込むのは至難の業となります。
宇和島東戦で先発した岡田佑斗投手は
キレのあるストレートを投げます。
指にかかると確かにキレのある
いいストレートを投げますが
そうでないとシュート回転して
真ん中に入ってくるボールが多いです。
つまり、いい球と悪い球が
ハッキリしているのです。
スライダーも高めに浮くことが多く
宇和島東打線に捉えられていました。
球速も130km台なので打ちやすいです。
早いテンポに惑わされなければ
十分対応できるピッチャーです。
宇部鴻城打線を抑えることができるか?
中森俊介投手は、
花咲徳栄戦で9回を投げ切り
6安打3失点のまずまずの内容でした。
ただ、本調子ではありませんでした。
ストレートの最速は147kmでしたが
高めに浮くボールが目立っていました。
セットポジションになると
球速がかなり落ちることも
気になりましたね。
下半身の粘りが足りない印象で
軸足への体重移動がシックリこないと
試合後に語っていました。
それでも強打の花咲徳栄打線を6安打
ビッグイニングを作らせない投球は
成長の証ですよね。
一番成長を感じたのは、
一球一球打者のタイミングをはずす
投球術に光るものを感じました。
悪いなりにも投げれるということは
信頼できる守備陣と打線があるからこそです。
次戦の宇部鴻城戦では悪かった点は
必ず修正してくるはずです。
球速、球威は2年生ながら
全国トップクラスです。
宇部鴻城の打線は宇和島東戦のように
2ケタ安打は打てないでしょう。
杉戸理斗投手は
左のスリークォーターで
技巧派のピッチャーです。
レベルの高い兵庫県大会でも
中森俊介投手よりも長いイニングを
投げ安定したピッチングができます。
(24回2/3イニング)
球速は130km台ですが
ツーシームを覚えて
投球の幅が広がっています。
打たせて取るタイプなので
中森俊介投手のように宇部鴻城打線を
封じ込めるのは難しいですが
杉戸理斗投手も
十分に通用すると考えます。
明石商業の先発投手予想
順当なら中森俊介投手。
準々決勝を重視するなら
杉戸理斗投手の先発か・・・?
中1日での準々決勝まで考える?
10日目の3回戦勝者は
中1日で準々決勝の第1,第2試合に
組み込まれます。
東海大相模と当たる可能性も
あるんですよね~・・・
そう考えると
エースの中森俊介投手を
温存しておきたいのが本音ですよね!
狭間監督の考え方は?
これまでの狭間監督の発言からは
目の前の試合に全力という感じです。
なので、“1戦必勝”という考えだと
思います。
中森俊介投手を先発させ
優位な展開に持ち込んで
杉戸理斗投手への継投を考えている?
個人的にもその方が
良いと思います。
宇部鴻城戦は楽には勝てないでしょうが
中盤くらいで主導権を握って
必ず勝ってくれると思います。





兵庫県代表VS山口県代表

過去の兵庫県代表と山口県代表の対戦は?
ここからは、ちなみ情報です。
これまで兵庫県代表と山口県代表は
春・夏合わせて7回の対戦があります。
戦績は兵庫県代表の5勝2敗という
通算成績になっています。
選抜大会では兵庫県代表が3勝2敗
選手権大会では2勝0敗です。
どちらの大会も兵庫県が優勢です。
しかし、かなり昔の対戦ばかりで、
最近の対戦でも2006年の選抜大会まで
さかのぼらなければいけないくらいです。
兵庫県代表VS山口県代表選抜大会
1928年 第 5回 1回戦 関西学院中 3-1 下関商
1940年 第17回 2回戦 滝川中 5-0 下関商
1953年 第25回 2回戦 柳井 2-1 育英
1963年 第35回 準決勝 下関商 4-1 市神港
2006年 第78回 1回戦 神港学園 4-0 南陽工
兵庫県代表VS山口県代表選手権大会
1925年 第11回 準々決勝 第一神港商 5-1柳井中
1952年 第34回 準々決勝 芦屋 2 -0柳井商工
スコアから考えれば、かなりの好試合を
繰り広げてきた歴史があります。
5勝2敗と兵庫県代表が勝ち越していますが
どの試合もそんなに点差も開いていない
完封または最少失点で勝利している共通点が
あります。
明石商業と宇部鴻城の試合も
4点~5点くらいと予想します。
4-0とか5-1くらいのスコアになりそうです。
まとめ
いかがでしたか?
全国高校野球選手権大会も
ベスト8をかけた熱い闘いに
入ってきました。
明石商業も選手権初のベスト8を
かけて山口県代表の宇部鴻城と対戦します。
明石商業が優位だと信じていますが
どんなドラマが展開されるのか
予想がつきません。
それが高校野球の面白いところです。
高校野球を観ていると
郷土愛や母校愛が
瞬間的に芽生えるんですよね~
山口県の方、宇部鴻城OBの方
申し訳ないです。
筆者は兵庫県出身でした・・・
それでは、以上で
明石商業の甲子園次戦の相手も難敵
山口宇部鴻城を攻略してベスト8へ
についてのまとめを終わります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
これからも ぼちぼち くろブロをヨロシク!
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